商品詳細

• コンディション

  中古A

• 状態

  *多少の小キズが見られますが、きれいな中古です。*プラ風防はクリアな状態です。*文字盤はきれいな状態です。*針は概ねきれいな状態です。*クロコダイル革ベルトはある程度使用感が見られます。この時計のラグは「ハメ殺し」のタイプですので、革ベルト交換の際は「ハメ殺し」対応の革ベルトが必要です。通常の革ベルトは使えません。交換する場合のラグ幅は18ミリ、尾錠幅は16ミリ、です。この時計に付いている革ベルトとK18YG尾錠にはロゴマークがありませんが、シャテランはマイナーなメーカーですので、ロゴ無しで純正の可能性もあるかもしれません。

• ブランド/メーカー

  シャテラン

• タイプ

  メンズ

• 名称

  トリプルカレンダームーンフェイズクロノグラフ

• 駆動方式

  手巻

• 材質

  K18YG

• ケース径(リュウズ除く)

  約36mm

• ベルト

  *この時計に付いている革ベルトとK18YG尾錠にはロゴマークがありませんが、シャテランはマイナーなメーカーですので、ロゴ無しで純正の可能性もあるかもしれません。

• 年式

  おそらく1990年代

• 付属品

  なし

• 保証

  6ヶ月

備考

*白文字盤

*プラ風防 スナップシースルーバック 仏語表記のカレンダー 非防水

*バルジューCAL.886ベース 17石 インカブロック耐震装置 平ヒゲゼンマイ スムーステンプ コラムホイール式 21,600振動 秒針規制装置なし

*8時位置ボタンは軽く押すと「日」早送り、強めに押すと、「ムーンフェイズ」と「日」が同時に早送りされます。10時位置ボタンは軽めに押すと「月」の早送り、強めに押すと「月」と「曜日」が同時に早送りされます。アンティークウォッチでもこのような早送り機構を備えたものが存在しますが、このタイプの早送り機構は、かなり繊細ですので、ゆっくり確実に操作してください。
*このトリプルカレンダーの「月」は手動式ですので月に1回手動で切り替える必要があります。「月」については、古いトリプルカレンダーは手動式、新たしいトリプルカレンダーは自動式のものが多いです。
*このモデルの「ムーンフェイズ」は午後1時位に切り替わりますので、早送りの際はご注意ください。午前10時位～午後4時位と午後9時位～午前3時位の間は早送り操作を行なわないでください。

*バルジュー886はバルジュー72の流れを汲むムーブメントです。1970年代開発となるようです。ある資料によりますと、CAL.730(トリカレ、21,600振動)、CAL.886(トリカレムーン、21,600振動)となるようですが、地板の流用等もあると思われますので、地板の表記と一致しない場合もあると思います。CAL.730でトリカレムーンも存在します。1970年代より古いものではCAL.72C及びCAL.723(トリカレ,
18,000振動)、CAL.88(トリカレムーン、18,000振動)があるようです。更にカレ無し、ツーカウンター等、様々な派生機種が存在するようです。ロレックス手巻デイトナ6263等に搭載されているCAL.727もCAL.72の流れを汲むムーブメントですが、CAL.727はブレゲひげゼンマイ、フリースプラング等かなりチューンナップされています。

*1980年代～1990年代にかけて時々見かけるバルジューコラムホイール式の古典的クロノグラフですが、なぜこの年代に存在するのか不思議な感じがします。また、この年代にこのムーブメントを搭載しているメーカーは、トルノー、シャテラン、ジャケエトワール等かなりマイナーなメーカーばかりのようです。
*シャテランは、たまに見かける時計ですが、どのような歴史を持つメーカーなのか等、詳細がよくわからない、かなりマイナーなメーカーだと思います。スイスのメーカーであることは確かです。1947年創業のシャテランは1990年代にシャネルに買収されてからは、J12等、革新的な時計を製造している、非常に高度な技術力を持ったメーカーのようですが、この個体のシャテランとは別のメーカーのような気がします。「CHATELAIN」は人名のようですので色々なシャテランがあるようです。ざっと調べてみたところでは「PIERRE CHATELAIN 」「ROGER CHATELAIN」が見つかりました。この時計は「ROGER」の銘はないものの「ROGER CHATELAIN」かもしれません。これら複数のシャテランについてそれぞれ関係があるのかないのかについては分かりません。

*新しい時代に作られたアンティークウォッチといった雰囲気を持った時計だと思います。複雑で繊細で壊れやすそうな時計なのですが、そのような時計を大切に扱うのも、この種の時計を所有する楽しみの一つでしょうか。トリコンパックス等、複雑で壊れやすようなアンティークウォッチに比べれば、年代を経た味わいという点では劣るかもしれませんが、古典的な複雑な時計の味わい深さは十分に楽しめると思います。
*クロノ作動時のプッシュボタンの感触はまずまずです。クロノ作動時のクロノ針の針飛びが若干見られますが、古典的なクロノグラフはパテック等の非常に高価なクロノグラフでもそのような傾向が見られますので、特に問題はありません。