時計 パテックフィリップ
商品詳細
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- コンディション
- アンティークとしては中古A
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- 状態
- *アンティークとしては小キズも少なめで、かなりきれいな中古です。但し文字盤は、純正ではありますが後の時代のものに交換されています。この年代の文字盤は本来ですと、いわゆる「漆象嵌」のタイプです。後の時代の文字盤に交換されているアンティークのカラトラバは、かなり違和感の感じられるものもありますが、この個体に関しましては比較的違和感は少ないほうだと思います。*アンティークのカラトラバは、磨きでケースが痩せているものが多く、それはやむを得ないことだと思いますが、この個体に関しましてはアンティークのカラトラバとしては、エッジはかなりしっかりした感じで、このモデル本来の雰囲気が比較的よく残っているほうだと思います。ケース側面のホールマークは鮮明です。*プラ風防はクリアな状態ですが2004年11月のPPジャパン経由スイス本社OH時に交換されています。*純正革ベルトは後の時代のものですが、ある程度使用感が見られます。そのままお使い頂くことは可能ですが、交換したほうが良いかもしれません。純正K18YG尾錠は元々この個体に付いていたものかどうかは分かりませんが古い時代のものです。*文字盤拡大画像で、微細なホコリが確認できますが、これは表面に付着したもので、内部に混入したものではありませんのでご安心ください。
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- ブランド/メーカー
- パテックフィリップ
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- タイプ
- ミディアム *メンズサイズではありますが約31,5ミリというサイズは現在の基準からすると小ぶりです。多くの方にとって小さ過ぎる感じではないと思いますが、できれば試着されたほうが良いかもしれません。
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- 名称
- カラトラバ
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- REF/CAL
- REF.2545 CAL.12-400
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- 駆動方式
- 手巻
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- 材質
- K18YG
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- ケース径(リュウズ除く)
- 約31,5mm
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- ベルト
- 純正革ベルト/純正K18YG尾錠 *純正革ベルトは後の時代のものですが、ある程度使用感が見られます。そのままお使い頂くことは可能ですが、交換したほうが良いかもしれません。純正K18YG尾錠は元々この個体に付いていたものかどうかは分かりませんが古い時代のものです。
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- 年式
- 1955年
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- 付属品
- アーカイブ(2007年8月) PPジャパン経由スイス本社OH明細(2004年11月) *2004年11月パテックOH時の交換パーツはプラ風防のみですが、他の時期にパテックでOHされた時に文字盤が交換されています。
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- 保証
- 6ヶ月
- 備考
- *シルバー文字盤
*文字盤は、純正ではありますが後の時代のものに交換されています。この年代の文字盤は本来ですと、いわゆる「漆象嵌」のタイプです。
*画像では3ピース構造のように見えますが、ミドルケースとベゼルが一体化した2ピース構造のケースです。よく見かける2545はミドルケースとベゼルが一体化したデザインになっていますが、この2545は3ピース構造のように見えるデザインになっています。2種類のデザインが存在するのか、多少形状の異なる後の時代のものに交換されているのかについては何とも言えません。もし交換されている場合は、ある程度古い年代に交換されていると思います。
*プラ風防 スクリューバック
*18石 初期の耐震装置 ブレゲひげゼンマイ チラネジテンプ スワンネック微動緩急調整方式 18,000振動 秒針規制なし ジュネーブシール刻印
*耐震装置は「インカブロック」や「キフ」が有名ですが、このモデルは「スーパーショック(SUPER CHOC)」という耐震装置が使われています。「スーパーショック(SUPER CHOC)」は1940年代の時計によく見られます。1950年代になりますと「インカブロック」や「フラワーキフ」が多く見られるようになります。1960年代になりますと「スーパーショック(SUPER CHOC)」はほとんど使われていないようです。面白いのは「インカブロック」より「スーパーショック(SUPER CHOC)」が古くからあるということではなく、最初の耐震装置は1934年に開発された「インカブロック」だそうです。しかしながら1950年頃より古い腕時計について、「インカブロック」はあまり見かけない気がします。1950年頃より古いものは耐震装置が使われていないか、使われている場合は「スーパーショック」が多いように思われます。更に1930年代の腕時計では耐震装置付というのはほとんどないと思います。インカブロックは開発時期は早かったものの普及には時間がかかったということでしょうか。
*比較的珍しいスクリューバックのアンティークカラトラバです。スクリューバックの利点としてはスナップバックに比べて防塵性や防湿性に優れるといったところでしょうか。試しに空気加圧の防水検査をおこなったところ5気圧をクリアしましたので、古い時計としては気密性は高いのかもしれません。しかしながら古いものですので必ず「非防水の時計」としてお使いください。簡易的な防水テストで、たまたま5気圧をクリアしただけとお考え下さい。
*カラトラバは色々なバリエーションがありますが、このタイプ(フラットなベゼルとなだらかなラグが特徴的なケース、バーインデックス、ドルフィン針、スモセコ)のカラトラバは最もパテックフィリップらしいモデルのひとつだと思います。1932年頃のREF.96が最初のようですが、90年近く基本的な形が受け継がれているたいへん息の長いモデルです。それだけ完成されたデザインなのだと思います。
*このタイプのカラトラバの主だったモデルは大体次のようになると思います。REF.96(1932年~1970年頃 スナップバック、手巻、約30,5mm)、REF.2545(1950年代 スクリューバック、手巻、約31,5mm)、REF.3439(1960年~1962年、スクリューバック、自動巻、約32,5mm)、REF.570(1930年代後期~1960年代後期「スモセコは数が少なく製造期間等は不明」スナップバック、手巻、約35mm)、REF.3796(1982年頃~2000年頃、スナップバック、手巻、約30,5mm)、REF.3796S(確認済で1995年~1998年、裏スケのスナップバック、手巻、約30,5mm)、REF.5096(1995年頃~1997年頃、裏スケのスクリューバック、手巻、約33,3mm)、REF.5196(2004年頃~、スナップバック、手巻、37mm)
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