時計 ゼニス
商品詳細
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- コンディション
- アンティークとしては中古A-
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- 状態
- *年代相応の経年変化が見られます。ある程度磨き込まれており元々の形が若干損なわれていますが、1970年代のゼニスで程度の良いものは少なく、古いゼニスとしてはまずまずのコンディションだと思います。古い時計とはいえケースやガラスにキズが多かったり、文字盤に見苦しいシミ等があったり、ブレスがヨレヨレだったりすると、気持ちよく使用することはできないと思いますが、この個体はアンティークウォッチとして気持ちよくお使い頂けるクォリティは保っていると思います。*ガラス風防に気になるようなキズはありません。*文字盤と針のトリチウム夜光は退色しており暗い所では光らない状態です。ルーペで観察しますと文字盤のフチのほう4時位置と7時位置に若干の剥がれが見られますが、肉眼では気にならない程度です。*ブレスのヨレはほとんどありませんが、使用感が少なくてヨレていないというよりは、構造上ヨレにくいブレスです。ブレス12時側のクラスプとの連結部分のコマがなくなってしまっていますが実用上は問題ありません。画像を参考になさってください。クラスプの一番外側の穴にセットした場合は問題が生じますがそれ以外の穴にセットした場合は実用上問題なく使用できます。*時刻合わせ時、ゴリゴリとした感触がありますが、これはエルプリメロ特有のもので不具合ではありません。ゴリゴリした感触のエルプリメロは1990年代後期頃までだったと思います。現在のエルプリメロは滑らかな感触に改良されています。滑らかな感触に改良されて以降に、ゴリゴリした感触のエルプリメロをメーカーオーバーホールに出した場合パーツ交換により滑らかな感触に変更されますので時刻合わせの感触だけで年代の特定をすることはできません。
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- ブランド/メーカー
- ゼニス
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- タイプ
- メンズ
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- 名称
- エルプリメロ クロノグラフ
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- REF/CAL
- REF.NA50038-3 CAL.3019PHC
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- 駆動方式
- 自動巻
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- 材質
- SS
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- ケース径(リュウズ除く)
- 約37,5mm
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- 腕周り
- 19,5cm位迄
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- ベルト
- 純正SSブレス *純正ブレスはゲイフレアー社製です。クラスプに「4071」の刻印があります。
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- 年式
- 1971年頃
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- 付属品
- なし
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- 保証
- 6ヶ月
- 備考
- *ガラス風防 スクリューバック ねじ込式リューズ
*31石 インカブロック耐震装置 平ヒゲゼンマイ スムーステンプ 36,000振動 コラムホイール式 秒針規制装置なし
*1969年、ゼニス社とモバード社が共同開発した世界最初期の自動巻クロノグラフムーブメントが採用されています。ゼニス社のカレンダークロノグラフが「エルプリメロ」、モバード社のカレンダークロノグラフが「デイトロン」、として販売されました。
*世界初の自動巻クロノグラフムーブメントの発表は、ホイヤー、ブライトリング、他数社の共同開発による二階建て構造のCAL.11で1969年3月のようです。実物の発売ではCAL.6139を搭載したセイコークロノグラフが世界初で1969年5月となるようです。3019PHC(エルプリメロ)は1969年9月発表のようですが、世界初の一体型専用設計自動巻高級クロノグラフムーブメントと言えるのではないでしょうか。
*CAL.3019PHC(エルプリメロ)は17石のタイプと31石のタイプが存在します。モバードが17石、ゼニスが31石です。3019PHCはコラムホイールの上にS字型のパーツが付いていますが、ごく初期のものにはS字型のパーツが付いていません。この個体はS字型のパーツが付いています。現在のエルプリメロにもS字型のパーツが付いていますが、このパーツの役割についてはよくわかりません。
*このところゼニスは1970年頃の製品のデザイン要素を取り入れたモデルを多く発売していますが、この個体はまさに1970年頃のモデルです。
*最近はエルプリメロのアンティークも数が少なくなってきました。名ムーブメント「エルプリメロ」が発表された頃のクロノグラフはそれなりに貴重だと思います。
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